烟霞淡泊

カテゴリ:芸術祭 > 越後妻有トリエンナーレ2015

第4日目、最終日で、農舞台・松代中央エリア、絵本と木の実・十日町南エリアと清津倉庫美術館・中里エリアを午前中に巡って、湯沢経由で群馬県へ移動します。

D184-Pascal Martine Tayou-リバ一ス・シティー
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D003-田中信太郎-○△□の塔と赤とんぼ
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D006-大岩オスカール-かかしプロジェクト
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D002-クリスチャン・ラビ-砦61
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T275-ドーブ-からむしの室Project
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小さな、でもとても美しい作品。
朝日を受けて輝くからむしの布と鏡と水面、素晴らしい効果。
今回の、私のNo.2。

T325-渡辺泰幸-実の音
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夥しい土鈴から爽やかな音が。

T326-Jimmy Liao-Kiss Goodbye
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T325とペアで、これも楽しい作品になっています。

T155-行武治美-再構築
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公式ガイドブックに写真があり、ある程度予想はしていましたが、草原と林の風景の中に作品が現れた時、驚きました。
小屋は輪郭を残して風景に消えていく、融けていく……。
「猫のない笑い」となって消えてゆくCheshire Catのような……。
気候、時間で表情が劇的に変化するでしょう。
素晴らしい作品で、 今回の、私の、No.1です。

N060-アトリエ・ワン+東京工業会大学塚本研究室-船の家
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N061-河口龍夫-未来への航海、N062-河口龍夫-水から誕生した心の杖。
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N001-Jaume Plensa-鳥たちの家
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N004-坂口寛敏-暖かいイメージのためにー信濃川
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N003-CLIP-河岸の灯籠
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N046-内海昭子-遠くと出会う場所
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N005-Hong Sung Do-妻有で育つ木
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N006-Olu Oguibe-いちばん長い川
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N009-Niu Bo-克雪人
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N010-Richard Wilson-日本に向けて北を定めよ(74°33′2″)
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N028-内海昭子-たくさんの失われた窓のために
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N058-槻橋修+ティーハウス設計事務所
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N070-勅使河原茜+草月サマーセミナー
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N034-吉田明-エターナル
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N019-Architect Office Casagrande & Rintala-
ポチョムキン
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手前の空間の敷かれた砂利は灰色なのですが、中庭のようなところのそれは真っ白で、錆びた鋼板とのコントラストが見事です。
大掛かりでとても立派な作品です。

N052・N071-青木野枝-空の粒子・田の玉
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N072-清津倉庫美術館
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N074-戸谷成男-ミニマルバロックⅣ「双影景」
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N075-原囗典之-無題4(1970年からのシリーズ)とN073-青木野枝-ふりそそぐものたちⅠ-3
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N076-遠藤利克-空洞説-木の舟2009
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鑑賞する最後の作品となりました。
最後を飾るに相応しい、大掛かりな、見応えのある作品です。

お昼その1.、Kiyotsukyo Bento(950円)を2人で1つを。
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この地の名産品を沢山、穏やかな味付けで調理しています。
美味しく頂きました。
ご馳走様でした。

これで大地の芸術祭2015の作品を巡る4日間は終了です。
訪問作品数/全作品数は195/344でした。
全部を巡るとなると1週間はかかりますね。
色々なイベントにも参加したら、いったいどの位かかるのやら…。
よござんす日誌」で前回(2012年)の芸術祭の紹介を読んで、是非、次回はと計画しました。
面白い、そして、兎に角暑い、4日間でした。

湯沢に抜けて下道で三国峠を越えて、帰途に着きます。
その前に近くの清津峡湯本温泉の「清津館」で、「まっとうな温泉」の無料入浴券を使って一風呂浴びることに。
NETから拝借した外観。
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単純イオウ温泉(低張性アルカリ高温泉)・源泉ドポドポ掛け流し・無色透明・硫黄臭・無味、ツルスベ系。
こじんまりとした浴室、浴槽ながら、明るく清々しい。
泉質も素晴らしく、良い温泉です。
無料入浴料金累計(本代控除後)は今回分700円で1,950円となりました。

道の駅みつまた」でお昼その2。
醤油ラーメン(650円)とキーマカレーのおやき(350円)。
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ご馳走様でした。
道の駅みつまたは新しく、設備も良く、湯沢温泉にも近くてP泊に良さそうですね。

三国峠を快走して、「道の駅こもち」へ。
草津の行き帰りによく立ち寄りましたが、P泊は初めてです。











大地の芸術祭の3日目で、農舞台・松代中央エリア、明後日新聞社・峰方山平エリア、キョロロ・松之山エリア、を巡ります。

D101-塩沢宏信-翼/飛行演習装置
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金属のようですが陶製の大きなオブジェ。
元々あった仏様と向かい合って座れる椅子があり、面白い。
今回のお気に入りの1つ。

近くに松苧神社(社殿は国の需要文化財)があるとのことで行ってみることに。
細い山道を走って、参拝道の入口に到着。
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近いかなと思ったら急な道を30分、たっぷりと汗を絞られました()。
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建立520年の立派な社殿です。
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来歴
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参拝口の湧き水で喉を潤し、顔を洗ってさっぱりと。
これまた立派な休憩舎があります。
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今でも、この地では男子7才になるとお参りするそうで、大切にされている神社なのですね。

D047-Thomas Eller-人 自然に再び入る
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何か、「らしい」作品です。


D0129-塩澤宏信-イナゴハビタンボ
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D329-石松丈佳+名古屋工業大学石松研究室-狐の棚田プロジェクト
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39の田圃とのことで、相方が数えると39、私が数えると41、化かされている!?
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遠くの本物の棚田。

つんねの家の、D328-Annette Massager-つんねの家のスペクトル、は開館前で見れませでした。
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あちこちで咲いている山百合。
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D103-明後日新聞社文化事業部
開館前で、校庭で待ちます。
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D268-日比野克彦-想像する家
D326-日比野克彦-ギャラリー幸七
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Υ019-十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ
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特別企画展「囁の森から」
Υ91-高梨裕理
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Υ095-櫻井かえで
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Υ092-岩谷雪子
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Υ094-江本創
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常設展示、他
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お昼はキロロに併設された「さとやまキッチン」で頂きます。
夏野菜カレー(850円、撮り忘れ)とサラダそば(850円)。
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夏野菜カレーは野菜たっぷりで優しい味わい、サラダそばはキリッと冷たいかけのへぎそばで爽やか。
ご馳走様でした。

Υ013-Marina Abramovic-夢の家
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公式ガイドブックには、「集落の古い民家を改修し、「夢を見る」ことを目的に造られた宿泊施設。風呂で身を清め、用意されたパジャマに身を包んでベッドで眠り、翌朝、夢の内容を書き記して残すという作品だ。」、とあります。
赤、紫、緑、青の4つの室、それぞれに棺のような(済みません)ベッドがあります。
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う~ん、怖い夢を見そう

Υ036-Lauren Berkowitz-収穫の家
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Y052-Christian Boltanski +Jean Kalman-最後の教室
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本日はこれにて終了。
本日のP泊は「道の駅信越さかえ」。
















終日作品巡り、キナーレ・十日町市街地周辺エリア、絵本と木の実・十日町南エリア、農舞台・松代中央エリアを巡ります。

T321-ナウィン・ラワンチャイクン-赤倉の学堂
旧赤倉小学校
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作成の経緯の映像
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ラファェロのアテネの学堂を模して、赤倉の住人の暮らしを描いているそうです。
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作品そのもの、映像による解説、展示法、作品を取り巻く環境も含め、見応えがあり、気に入りました。

ほくほく線の美佐島駅
線路もないのに「美佐島駅」の案内があり、寄ってみることに。
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地下駅です。
ガムテープ文字アート作品がありました。
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全国でも珍しい、ほくほく線唯一の地下駅で、
トイレや畳敷きの休憩室、充実した設備、面白かったです。

K006-James Turrell-光の家
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主賓室の天井に開閉式の窓があって、外光を取り入れることができます。
仰向けに寝て、係りの方が開閉してくれます。
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小雨のパラつくどんよりとした曇り空でしたが窓に切り取られた空は輝くような真っ白さでした。
光、明るさは相対的なものであることは当たり前なのですが、不思議です。
晴れの日、朝焼け夕焼け(宿泊者の特典)は格別だそうです。
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キッチン、お風呂等の設備も素晴らしく、宿泊も楽しそうです。

K023-母袋俊也-絵画のための見晴らし小屋・妻有
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晴れていれば越後三山(越後駒ヶ岳、中岳、八海山)が見えるとのこと

K023-たほりつこ-グリーンビラ
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K003-藤原吉志子-レイチェル・カーソンに捧ぐ~4つの小さな物語
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K002-斎藤義重-時空
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節黒城跡キャンプ場の駐車場、通り雨が降った後に陽が当たって、湯気のような蒸気が。
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K009-節黒城跡キャンプ場コテージA棟-河合喜夫
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K010- 節黒城跡キャンプ場コテージB棟-塚本由晴+アトリェ・ワン+三村建築環境設計事務所
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K011-石井大五- 節黒城跡キャンプ場コテージC棟
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どちらも宿泊ができます。
中は観ることができないのですが、ガイドブックをみると相当に凝っているようです。

K008-白川昌生-触れる風景/城主の座
岩に借景、ですね。
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展望櫓に続く道
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櫓からプレアデス号
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K007-吉水浩-森の番人
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K088-岩城和哉+東京電機大学岩城研究所-妻有絶景 LACHIKU_PENTA
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K086-関口恒男-越後妻有レインボウハット2015
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川西地区から国道117号に降りて、鉢地区へ移動する途中、土市駅傍のラーメン屋さんの「天池屋」でお昼を。
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とんこつラーメン(730円)と醤油ラーメン(700円)。
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ランチは全品替え玉1個無料サービスとのことで、とんこつの赤麺(唐辛子入り)をお願いしました。
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九州風のとんこつラーメンは、スープの粘度が高いのですが、さっぱり目であまり得意でない私でも美味しく頂けます。
赤麺は少しピリッとして面白いですね。
醤油ラーメンは鰹節の出汁が効いた醤油が勝ったスープに中太の麺、見た目通りの美味しさです。
ご馳走様でした。

T325-Jimmy Liao-kiss & Goodby
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台湾の著名な童話作家のなかなか楽しい作品でした。

T173-鉢&田島征三-絵本と木の実の美術館
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この鹿威しの動きがオブジェを動かすようです。
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学校全体が一つの絵本といった趣で、作品一つ一つの表情、色彩が素晴らしく大いに楽しみました。
それに何と言っても判り易くて良いですね。

T330-倉谷拓朴-名ケ山写真館
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松代エリアに移動して、休憩。
「セイヒョーのもも太郎」というアイスでクールダウン。
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新潟県では、
新潟でガリガリ君より知名度の高いアイス「もも太郎」とは?
ということだそうです。

D053-まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」と
D311-松田重仁-円・縁・演
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D061-草間彌生-花咲ける妻有
遠くから
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近づいて
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大地の芸術祭に参加している、私が知っている数少ない芸術家の一人。
公式ガイドブックの表紙を飾っている作品です。

D001-イリヤ&エミリヤ・カバコフ-棚田
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別な所から
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大地の芸術祭の顔のような作品。

D125-Honored O-地震計
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D309-山本麻世-へその緒くぐり
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D155-大西治・大西雅子-ゲロンパ大合唱
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D247-まつだい郷土資料館
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重厚な古民家、見事な一富士ニ鷹三茄子の自在鉤、お風呂のタイル、惚れ惚れします。
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格子マニアとしては放っておけません。
素晴らしい細工、保存状態も最高です。
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資料館の大広間の、D273-田中望-京につながる越後妻有。
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美しいですね。

これで2日目、終了です。
本日のP泊は「道の駅 松代ふるさと会館」。






阿賀野川ふれあい公園(06:15)⇒道の駅豊栄(06:40)⇒道の駅パティオにいがた(09:15)⇒キナ一レ(11:00)⇒作品巡り

道の駅豊栄」は、 日本で初めて一般道に設置されたパーキングエリアで、日本の「道の駅 発祥の地」に認定されているそうな。
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道の駅パティオにいがた」で野菜を調達。
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茄子の販売コーナー、広い!!
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8種類もあります。
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十全なす、甘とうがらし、枝豆、生キクラゲ、アスパラを購入。

十日町市に到着。
今日から4日間、十日町市、津南町に点在する500点ぐらい(?)の作品を訪ね歩きます。

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ越後妻有里山現代」の説明、公式ホームページから。
…………
 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。
 農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたアートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めています。
…………

先ずは、十日町市の「越後妻有里山現代美術館キナーレ」で前売り券(3,000円)をパスポートに引き換え、公式ガイドブック(1,404円)を購入してスタートします。
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十日町市、津南町に広大な地に約400の作品が点在します。
4日間かけて、プレアデス号で巡りますが、急な山道、細い道が多く、苦労しそうです。
全部巡ることは難しいですし、観たもの全てを載せることもできませんので、気に入った(気になった?)作呂をパラパラと、とします。
また、作品No、作者、作品名の情報が間違っていることもあろうかと思いますが、ご容赦の程を。

キナーレの回廊。
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T307(作品番号)-蔡國強(作者)-蓬莱山(火薬画)
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T226-Carsten Nicolai-Wellenwanne LFO
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T229-Carsten Holler-Rolling Cylinder 2012
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お昼を食べに行く途中に。
T304-開発好明-モグラTV
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モグラさんは顔を出しますがとても眩しそう。

お昼はこの地の名物のへぎそばを「小嶋屋和亭」で頂きました。
この水はパスポートの特典でお店から頂いたものです。
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へぎそば2人前(1,860円)と天麩羅(960円)。
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水を纏って、ツルン・コツコツした独特な食感。
普通の蕎麦とは異なる食べ物ですが、これはこれで美味しい。
特に暑い時に良いですね。
ご馳走様でした。

キナーレへ戻る帰り道。
T317-浅井裕介-チョマノモリ
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うぶすな・下条飛渡エリアへ。

T120-うぶすなの家
古民家に陶製品が展示されています。
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T122-鈴木五郎-かまど
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T123-中村卓夫-表面波
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T121-澤清嗣-風呂
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うぶすなの家、他
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雰囲気の良い古民家と一寸欲しくなる陶製品、楽しみました。

T134-古郡弘-胞衣ーみしゃぐち
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アフリカ南西部の遺跡のグレートジンバブエような雰囲気(行ったことがありません)で大がかりな作品です。
好みです。

T259-Soil Museum もぐらの館
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T286-木村謙-泥枯山水階段
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T289-佐藤香-原子へと続く道
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T291-土壌モノリスー日本の土・1万年のプロフィール
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なかなか見応えがありました。

T293-天野行雄-物怪観光妻有之荘
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今日は半日の作品巡り、暑くて少しバテました。
本日はキナーレの隣の「道の駅クロス10十日町」でP泊です。







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