勿論過去に街歩きをして一杯飲むというパターンはそれこそ何十回と行っていますが、新たに次のような条件を付けてスタートしようと思います。
条件1:10km以上歩くこと、条件2:旧所名跡や文化施設等を1箇所以上訪れること、条件3:昼飲みを加えること、の3つです。
その第一弾で、今日は当初、北千住⇒新小岩を予定していましたが、途中で時間が足りなくなって北千住⇒錦糸町となりました。
自宅(08:45)⇒取手駅(09:09)⇒北千住(09:40)徒歩開始⇒京成関屋駅(10:05)⇒たばこと塩の博物館(12:50)⇒錦糸町駅(14:50)徒歩終了⇒錦糸町(17:50)⇒自宅(19:20)
取手駅から常磐線で北千住駅で下車して、南口から歩き始めます。
北千住駅は何時も北口で、南口は始めてですね。
京成線関屋駅方面に歩く途中、なかなか素敵な青果屋さんです。
東武伊勢崎線の牛田駅と京成線の関屋駅は50mくらいしか離れていません。
関屋駅前の立ち喰いそばの名店、「雑賀屋本店」でブランチ。
そうです、シリーズの中のシリーズで、「立ち喰いそばの名店シリーズ第24番目」です。
「沸騰ワード」で取り上げられたみたいですね。
かき揚げそば(410円)。
かき揚げは注文を受けて揚げるのでさくさく、麺は細麺で冷凍か生麺で喉越し良く、掛け汁は端麗、今時の立ち喰いそばのお手本のような一品、美味しいです。
かき揚げ極上太麺そば、そばが太麺であとはかき揚げそばと同じですね。
太麺も美味しいのですが、私は普通麺の方が好みです。
実はこの店のスペシャリテの鶏天極上太麺そば(530円)を注文するはずが、間違ってかき揚げ極上太麺そばを注文してしまい、鶏天ハーフ(80円)を追加注文。
胸肉の天婦羅なのですが、衣はかりっで肉はしっとり、確かに美味しいです。
ご馳走様でした。
ボリュームたっぷりのブランチになってしまいました。
せっせと歩かねば。
千住汐入大橋を渡って、足立区から荒川区の南千住へ。
スカイツリーが見えてきました。
相方が情報で南千住方向に迂回して歩くことにしました。
南千住駅近くのドナウ通り、荒川区の国際交流都市であるオーストリア共和国ウイーン市ドナウシュタット区の名称にちなみ、ドナウ通りと命名されたそうです。
南千住方面に迂回した理由は、これです。
赤と白の鉄塔とスカイツリーが一直線上にあって、スカイツリーが赤白の格子模様のドレスを着ているように見える場所があるという相方の情報で探しに行きました。
下部から上部まで全体が見える場所は見付からなかったのですが、重なる方向は探せました。
確かにドレスを着たような状態ではあります。
情報番組で紹介された映像は、後ろ手の高層マンションから撮ったもののようです。
「隅田川駅」、話には聞いてましたが訪れるのは初めてです。
wikipediaによれば、
「隅田川駅(すみだがわえき)は、東京都荒川区南千住四丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。常磐線貨物支線(通称、隅田川貨物線)上に設置されている。主に東北本線、上越線などのいわゆる北、東方面発着の貨物列車の終着(始発)駅であり、東京貨物ターミナル駅と並ぶ、東京の二大貨物駅である。 鉄道施設としては一般駅であるがプラットホームなどの旅客設備はなく、開業以来旅客列車が発着したことは無い。」
とあります。
年に1度、一般公開日があって、2019年は9月29日だったようです。
ちょっと面白そうですね。
南千住駅前の「芭蕉の矢立初めの像」。
奥の細道に旅立つにあたり、この地で初矢立の句「行く春や 鳥啼 魚の目は泪」を読んだことに因んで建てられたとのこと。
解釈は、「松尾芭蕉は鳥、別れを惜しむ人達は魚、松尾芭蕉の旅立ちを寂しく悲しい思いで見送ってくれている、鳥の啼き声も悲しげに川の魚の目も泪にぬれているように思われる」 だそうですが、どうもピンとこないですね。
吉野通りを浅草方面の歩いて行きますが、東京を代表するような居酒屋が続きます。
「大坪屋」、創業大正12年、97年続く居酒屋です。
10年くらい前に数回立ち寄っています。
ローカルルールが厳しく、黒いドレスを着た魔女と呼ばれる差配の方がいらっしゃいましたが、今もご健在でしょうか?
泪橋を渡ると簡易宿泊所が増えてきます。
最近はこんな洒落たドミトリーもあるホテルタイプも増えているようですね。
多くの海外の方と擦れ違いました。
これまた有名な創業70年以上の「大林」、行きたいと思っていましたが、未訪問です。
この店構えと看板、お見事。
ここのローカルルールはもっと厳しいという評判です。
「café Bach」、珈琲好きでは知らない人は居ないという自家焙煎珈琲の名店ですね。
通り掛ったことはありましたが、休憩がてら、初めて入店してみました。
素敵な調度品です。
グアテマラ・コンポステラ(左、680円)、バッハブレンド(右、640円)を注文。
香り高く深い味わいですが、マイルドで飲みやすい珈琲です。
ご馳走様でした。
居酒屋名店その3で、創業大正15年の「遠州屋本店 高尾」、ここも未訪問です。
近くにはこれまた名店の「丸千葉」もあるので、梯子も楽しそうです。
吉野通りを左に曲がって今戸町を抜けて隅田川の堤へ。
歩道(自転車)専用の桜橋を渡って向島へ。
今年初めてみた水仙、本当に遅いですね。
スカイツリーを見上げる場所です。
何かと思ったら、
無料の公共の釣り堀でした。
この街歩きの目的の一つの墨田区横川の「たばこと塩の博物館」へ。
特別展の「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」を開催中でした。
受付、入館料(成人100円のところ私は65才以上割引で50円)を支払います。
1900年初頭から戦後までのポスターが展示されていて、ポスターの原画と印刷物の比較もあって、なかなか見応えがあります。
戦中戦後のポスター、面白いですね。
私も煙草を吸い始めた頃、口にした一言、「いこい」のキャッチコピーだったことを初めて知りました。
この広告は昭和32年、私が吸い始めたのは昭和47年頃だったので、ながい間人の口にのぼる宣伝文句だったんですね。
「たばこは動くアクセサリー」、これも懐かしい。
これもほぼ同時期のポスター、モデルは右から、司洋子、水野久美、香山京子で撮影は秋山正太郎、他。
レイモンド・ローウィのデザインの青いパッケージのピース。
ピースは若い頃、一時期、吸っていました。
良切りなので、上手く咥えないと、唇や舌に刻み葉が付いたり、吸い口が唾で濡れたりして、そうならないで据えるようになると自慢したりしてました。
しおの展示エリアへ。
たばこの常設展
最古の喫煙風景を描いたもので古代マヤのレリーフ(レプリカ)だそうです。
喫煙具のコレクション
各種タバコの販売時期と色々なトピックスを表示するなかなか優れもののディスプレイ。
和田誠のピースの広告の原画の展示がありました。
2時間弱、楽しみました。
ここから新小岩まで5km強、時間が足りなくなったので、ここから1.5kmくらいの錦糸町を終点にしました。
南口で、今日の目的の昼飲みへ。
といっても、殆ど15時で昼飲みというには遅くなりましたね。
新小岩での店は調べていたのですが、錦糸町で急遽、昼飲み先を探しました。
一軒目は「炭火焼き物 馬力」。
アサヒスーパードライ大瓶(490円)
生ホルモン刺し(590円)、生と言っても皆茹でているか低温調理したものです。
それに珍しや馬のレバー刺し(490円)、牛も豚も厚労省から食品衛生法で禁止され、哺乳類の食肉で唯一食べる生レバーです。
2つとも値段は安くて、先ず先ずですね。
馬力ハイボール(350円)と白ホッピー(450円)。
白ホッピーは、ナカ(焼酎)が凄い量で、ソト1ナカ3で飲めそうです(ホッピー1本でナカ3杯)。
それでは帰れなくなるので、飲んではホッピーを足して飲み切りました。
串焼きのコツネ(90円)
此処はあっさり切り上げて、次へ。
二軒目は馬力に向かう途中であった「亀戸餃子錦糸町店」。
亀戸の本店は20年前くらいに行ったことがあります。
同じくアサヒスーパードライの大瓶(600円)と餃子2人前(270円×2、もう一皿後で出てきました)。
もやしはビールのサービスの摘みみたいですね。
餃子は、小振り、薄いぱりぱりの皮、肉とざくっとした野菜のバランスの良い餡、軽くてとても美味しく、幾らでも食べれそうです。
ご馳走様でした。
箍が外れ気味の我が家はもう一軒の開店時間まで、付近を散歩。
鮮魚店の「魚寅」でお土産を購入。
三軒目は錦糸町老舗の居酒屋の「三四郎」、創業69年です。
素敵な外観。
レモンハイ(470円)、関山の熱燗(380円)、煮込み(500円)。
正統派下町居酒屋のメニュー、変形コの字の白木のカウンターがに置くと一層素敵です。
本日の仕上げの一品は、揚げ物でハムカツ(550円)。
ご馳走様でした。
本日の歩行軌跡です。
歩行距離は12.9kmと目標の10kmはクリアです。
錦糸町駅から総武線で秋葉原駅、山手線で上野駅、常磐線で取手駅、と帰宅しました。
街歩き&昼飲みシリーズ1、一日楽しみました。
次のコースを探しましょう。
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