自宅(07:30)⇒茨城県天心記念五浦美術館(11:50)⇒いわき市(15:50)

急遽、今年初めての旅で、茨城県県北の北茨城市で開催されている「桃源郷芸術祭2020」に出掛けることにしました。
朝焼けがプレアデス号のボディに映り込んでいます。
昨年末のワックス掛けの効果がそのまま残っていますね。
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国道6号線を北上して、北茨城市に入りました。
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少し早いのですが、セルフ讃岐うどんの「やま都」でお昼を頂きます。
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ぶっかけ冷やし中(370円)、かけ小(270円)、豚玉丼小(390円)、鶏天(120円)、野菜掻き揚げ小(80円)。
饂飩はつるんとしてコシもあってなかなか美味しい、豚玉丼もしっかりとした味付けでこれも先ず美味しいです。
天婦羅も揚げ置きですがサクサクしています。
かけ汁もぶっかけの汁も少し出汁が弱い所と、葱が普通の葱で青葱でないところがちょっと残念です。
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ちょっと食べ過ぎ、ぶっかけ冷やしも小でよかったかな、ご馳走様でした。
さて先ず先ず美味しく頂きましたが、思うことは丸亀製麺の凄さ。
値段とクオリティ、うどんや汁等の料理だけでなく薬味類も美味しく、それと作業の質の高さ、丸亀製麺を越えるチェーン系讃岐うどんは、現れそうもないですね。

茨城県天心記念五浦美術館へ。
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第1会場の茨城県天心記念五浦美術館の桃源郷芸術祭の受付。
パンフレット兼スタンプラリー台紙や色々な資料を受け取りました。

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北茨城市で活動する芸術家と東京藝術大学に在学する気鋭の新人芸術家の38作品を展示しています。
撮影は不可で、仕方が無いのですが、ちょっと残念ですね。
企画の「上野から動物園がやってきた」がなかなか楽しかったですね。
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美術館の一角でこんな体験プログラムがあったので、寄ってみました。
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何をしているのか?というと。
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こんなことです
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巻き物を読む体験
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金泥による日本画塗り絵体験
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なかなか楽しいのですが、結構時間がかかりました
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見本は濃淡を上手く使って立体感が出ているのですが、私はべったり、ですね。
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今日の芸術祭巡りはこの第1会場で終わりにして、福島県のいわき市まで足を延ばしていわき元湯の共同浴場で温泉を楽しむことに。

その前に国道6号線を走っていて、幟があった「世界かんがい施設遺産の十石堀」を見物していくことに。
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下記は、上記の北茨城市のHPの十石堀の説明文のコピーです。
「十石堀は、農民自らの発意と計画により、1966年に建設された用水施設であり、用水路延長15km、取水水門2ヶ所、分水工2ヶ所、最大取水量毎秒0.36m3、受益面積は78haです。鉄筋コンクリート三面張り水路に改修されている区間もありますが、水源から約2kmの区間は、建設後、350年が経過した現在でも建設当時の姿のまま利用されています。

 十石堀が位置する北茨城市は東が太平洋に接していますが、市域の85%を山地と台地が占めているため、海岸近くまで山地と台地が迫っています。

 当時、この台地上にある農地は、水源が天水のみであるため、毎年のように水不足によって農作物が収穫できないという被害を受け、農民たちは大変困窮していました。そこで、1668年に、当時の村長であった沼田主計(ぬまたかずえ)は、水不足の解消と新田の開発を目的として用水路の建設を計画し、この地域を支配する領主に願い出ました。

 当時の技術水準では、水を大北川から取り入れて台地上へ送ることはできませんでした。そこで、農民らは協力し、水源を直線距離で6km、標高300mの奥深い山中にある大北川の支流に探し出し、そこから自然の地形を巧みに活用しながら、急峻な山の斜面に延長約13kmにも及ぶ用水路を建設するという当時としては革新的な計画を立案しました。計画を立案した当初、領主は、難工事が予想されたため、建設を認めませんでした。しかし、領主は、立案者である沼田主計の命を賭した決意に動かされ、建設を認めました。工事は1668年の8月に始まり、農民らの協力によってわずか約半年後の1669年3月に完成しました。また、建設資材は農民が自分たちの山から調達し、建設費用を領主が見積った額の約10分の1に縮減することができました。十石堀の水は、松井地区、日棚地区、粟野地区の3地区で利用されました。領主は、十石堀の建設と新田の開発に功績があったとして沼田主計を称え、開発された新田のうち、沼田主計にかかる租税を免除しました。沼田主計が租税を免除された新田の米の収穫高が約10石であったことから、建設された用水路は十石堀と呼ばれるようになりました。」
何と、350年前に、農民たちが工事を行い半年で完成、凄いですね。
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親水公園にプレアデス号を停めて、上流の取水口(加露沢水門)まで往復することにしました。
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最初の1kmは結構傾斜のある道が続きます。
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この辺りから傾斜がなくなり山襞を水平に水路を巡らせて
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350年前の当時の姿を残す掘割部分
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取水口(加露沢水門)
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世界かんがい施設遺産」、初めて見物しましたがなかなか面白く、ハイキングがてらで程好い運動にもなりました。
少し調べてみると令和元年で、登録施設は世界で91箇所、日本は39箇所とダントツです。
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いわき市のいわき湯元温泉へ。
最寄りのいわき市石炭化石館の駐車場にプレアデス号を停めます。
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共同浴場巡りその1で、先ずは「上の湯」(150円)へ。
営業時間は16:00〜で常連さんが5人程待っていました。
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待っている間に写真を撮らせて頂きました。
4から5人で一杯になるこじんまりとした湯舟です。
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硫黄の匂いが強い源泉が掛け流しです。
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時間になって一斉に入浴。
いわき湯元温泉は熱い湯で有名ですが、拍子抜けするくらい温かったです。
注ぎ込まれている源泉は59℃ですが、浴槽の下の方が冷たく、混ぜないと温かくならない状態です。
含硫黄-ナトリウム-塩化物/硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)・無加水?無加熱源泉ドポドポ掛け流し・泉温/湯船:59/41、無色透明・硫化水素臭・無味・サラスベ・正統派共同浴場系。
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福島八十八箇所、福島にもあるのですね、後程調べてみましょう。

共同浴場巡りその2で、「さはこの湯」(300円)へ。
沢山のお客さんで賑わっていました。
温泉は上の湯と同じです(いわき湯元温泉の源泉は1つ)。
立派な施設で、お風呂は2種を男女で毎日変更、今日の男湯は岩風呂の宝の湯でしたが、構造があまり良くなくどうも落ち着きません。
お客さんが多くて投入湯量が不足しているのか、硫黄の匂いも弱く鮮度が落ちている感じです。
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温泉概要は省略。
いわき湯元温泉の共同浴場は3湯あって、もう一つの「みゆき」の湯は2017年2月5日に訪れているので、これでコンプリートですね。
みゆきの湯は朝一番だったので、新鮮な温泉が楽しめました。
交通の便が良く入浴料金も安いので、沢山のお客さんが立ち寄るは仕方が無いのですが、再訪はちょっと考えてしまいますね。

晩ご飯の食材を探しに、「おのざき鮮魚小名浜店」へ
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生若芽と立派な槍烏賊を購入。
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晩ご飯は、ダブル鍋で、当初予定していたキムチ鍋と購入食材で急遽追加した槍烏賊と生若芽のしゃぶしゃぶ、です。
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槍烏賊は皮を剥いて、薄く削ぎ切り。
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軽く火を通すと、つるん・ぱりっとした食感と烏賊の甘みが美味しいです。
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冬から春にかけての生若芽。
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火を通すと、茶色が鮮やかな緑に変わって、磯の香りが強く、乾燥や塩蔵の若芽とは別物の美味しさです。
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ご馳走様でした。