<北への冬の旅2018年の総括>
当初、冬の北海道車旅の準備、お役立ちグッズ&情報、注意点等も纏めて投稿しようと思ったのですが、それはもう少し時間を頂いて別途投稿します(この記事の後半に追加しました)。
旅の間にお世話になりましたキャンピングカー倶楽部(CCC)のメンバーの方々に、また色々とアドバイス・情報・コメントを頂きました皆様に、お陰様でこの旅を楽しく無事に終えることができましたことを、改めてお礼申し上げます。
☆はお奨めです。
1)期間:1/28~3/2、34日間
2)走行距離:5,212km(道内;3,720km、道外:1,492km)
3)燃費:7.78km
北海道内の28日間はFFヒーターを24時間連続運転で、その分の軽油量も含んでの数値です。
プレアデス号の平均燃費から、FFヒーターを24時間終日運転した時の軽油消費量を推定すると、平均3.2L/1日となりました。
4)立ち寄り/通過県
茨城県、栃木県、福島県、山形県、秋田県、青森県、北海道、岩手県、宮城県の計9道県
5)祭り・イベント
☆ニッカウヰスキー余市蒸留所ナイトツアー(北海道余市市)、☆千歳・支笏湖氷濤まつり(北海道千歳市)、☆洞爺湖イルミネーション&花火(北海道洞爺湖町)、☆さっぽろ雪まつり、旭川ふゆまつり(北海道旭川市)、☆男山酒造開放(北海道旭川市)、☆層雲峡氷瀑まつり(北海道上川町)、ISE・愛す・阿寒冬華美(北海道釧路市)、☆しかりべつ湖コタン、☆RVパーク「ウエネウサルみどり」(開業前)訪問
6)アクティビティ
①☆ワカサギ釣り:蓴菜沼(北海道七飯町)、網走湖(北海道網走市)、阿寒湖(北海道釧路市)
②☆スノーシューハイク:麓郷の森(北海道富良野市)、神の子池(北海道清里町)、タウシュベツ橋梁(北海道上士幌町)
③☆流氷ウォーク(北海道斜里町)
④街歩き:秋田、余市、札幌、旭川
7)温泉(かけ流し温泉のみ)
栃木県:塩原温泉光雲荘、山形県:☆舟形温泉柏陵荘、秋田県:にかほ市温泉保養センターはまなす、青森県:☆出町温泉、北海道:☆鶴亀温泉、洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス、☆十勝岳温泉カミホロ荘、☆豊富温泉豊富ふれあいセンター(北海道豊富町)、☆熊の湯(北海道斜里町)、みどりの湯(北海道斜里町)、☆糠平温泉中村屋(北海道上士幌町)、☆鹿部温泉鹿の湯(北海道鹿部町)、☆谷地頭温泉(北海道函館市)、☆東北温泉(青森県東北町)
8)ご当地フード&食材
スープ入り焼きそば@こばや食堂(栃木県)、☆山形蕎麦@原口そば(山形県)、☆山形蒟蒻@丹野こんにゃく番所、酒田ラーメン@ケンちゃんラーメン酒田店(山形)、☆温泉もやし@大鰐温泉(青森)、尾上焼きそば&津軽ラーメン@味助(青森県)、チャイニーズチキンバーガー@ラッキーピエロ(北海道七飯町)、☆生若芽(北海道)、☆カスベ(北海道)、☆タツカマ(北海道岩内)、☆スケソウ鱈&スケタチ(北海道)、カレーライス&餃子@みよしの(北海道札幌市)、☆旭川塩ホルモン@馬場ホルモン(北海道旭川市)、新子焼@ぎんねこ(北海道旭川市)、☆美幌豚まん@点香苑、☆ごっこ鍋(北海道)、☆釧路ラーメン@まるひら(北海道釧路市)、黒ハモ丼@道の駅知床・らうす(北海道羅臼町)、☆揚げかまぼこ@道の駅三石(北海道しんひだか町)、☆黄金揚げ@バーべキューパーク・ブロイラー(北海道苫小牧市)、いか飯@柴田商店(北海道森町)、☆山川牧場牛乳・ジャージー牛(北海道函館市)、☆宇都宮餃子@正嗣氏家店(栃木県さくら市)
9)外飲み
☆ほるもん猿(秋田県秋田市)、ノ貫(秋田県秋田市)、☆モツの朝立ち(北海道札幌市)、☆馬場ホルモン(北海道旭川市)、ぎんねこ(北海道旭川市)
10)その他
①水汲み:きのこ王国大滝本店大滝湧水ホロホロの恵み(北海道伊達市)、男山酒造仕込み水(北海道旭川市)
②温泉卵:☆定山渓温泉「定山源泉公園」(北海道札幌市)
③立ち喰いそばの名店シリーズ(第21軒目として):☆まるかつ(北海道滝川市)
<準備事項、注意点、お役立ちグッズ&情報>
初めての冬の北海道の車旅、私自身の先々の為に、また今後計画される方々の為に、準備事項、注意点、お役立ちグッズ&情報を纏めてみました。
さて内容については一部は私の経験からですが、多くはキャンピングカー倶楽部やmix繋がりの方々に頂いたアドバイスや情報を基にしておりました、使わせて頂くにあたり、改めて皆様にお礼申し上げます。
何分にも冬の北海道初心者なのでその分は割引いて頂き、また私の理解不足や誤解で誤った事柄や不適切な表現がありましたら、その点はご指摘の程、お願い致します。
多少なりともお役に立つようであれば幸いです。
Ⅰ.基本情報
1.車の情報
ベース車両:2013年式、トヨタカムロード リヤワイドトレッド Gパッケージ 4WD/4AT ディーゼル 3000CC 144PS、非[寒冷地仕様(*)]
*:メインバッテリー×2個、スターター強化、フューエルヒーター他
2.雪道・凍結道路の運転経験
運転経験が無かったので、一昨年2月に南東北(福島・宮城・山形)、昨年2月に北東北(福島・宮城・岩手・青森・秋田、山形)と行くも、貧雪で余り練習にはならなかった。
Ⅱ.準備
1.車関連
1)エンジン・燃料関連
①メインバッテリー交換
行き付けの整備工場で点検して貰い、製造後4年でメインバッテリーの能力が正常範囲内下限とのことで、寒冷地仕様で無いこともあり、安全を見越して交換。
②LLC濃度変更
整備工場に依頼してラジエターの不凍液の濃度を30%(凍結-15℃以下、以下略)から50%(-35℃)に変更
③軽油の種類の選択
2号軽油(流動点-7.5℃まで以下略)をタンク1/3で程度で出発して、栃木県の日光辺りで3号軽油(-20℃)を満タン給油、東北と道南道央南部は3号軽油、道央北部と道北は特3号(-30℃)を使用。
不思議なことに東北だけでなく北海道でも、何号軽油か?と聞いても正確に答えてくれるところは少なく、「冬用です」、「この辺りはこれで凍結しません」という答えが殆どだった。
セルフ給油の所がほとんどでしたので、事務所にいる人(バイト?)に聞いたからかもしれないが、ちょっと不思議に思う。
2)装備関連
①冬用ワイパーに交換
②ワイパー洗浄液を寒冷地用のガラコ(-40℃)のに交換。
③カセットトイレ洗浄液は解氷ウォッシャー(-60℃)の水道水2倍釈液(-21℃)に交換。
④一酸化炭素警報機を新設(密閉されたコーチ内で火器使用やFFヒーターの長期運転で念のため)
3)車載道具関連(☆:今回よく使用したもの)
①降雪・凍結対策
鉄製シャベル、プラスティック製シャベル、☆雪はらい用ブラシ、☆アイススクレーパー、解氷スプレイ(霧吹きタイプ)、☆氷落とし用ゴムハンマー、氷結雪割用ペグ(キャンプ用の鍛造ペグで代用)、☆ドア及びハッチゴム部凍結防止用のスプレイ潤滑油(通常のスプレイ潤滑油で代用)、☆スプレイガラコ(バックモニターやサイドミラーに噴霧して防霜・防曇)
②防寒用
☆大窓用厚型アルミシート(自製)、☆コーチドア用薄型アルミシート板(自製)、☆居室/運転席カーテンと薄型アルミシート板(自製)、☆段ボール加工板多数(ベッドエリア結露・凍結防止)、☆コーチ内の床のコルクシート敷き
2.衣類・防寒用品
1)厳寒時(夜間のイベント等)の防寒対策
薄手と少し大きめの2枚のダウンジャケットの重ね着、ヒートテックタイプの下着、耳が隠れる帽子とネックウォーマー、厚手の靴下、完全防水のムートンブーツ
2)キャンピングカー内
毛糸の室内履き、湯たんぽ
Ⅲ.便利グッズ&情報
1.便利グッズ(必要性はキャンピングカーの特性と関連するので、参考程度に)
1)コック付きタンク(清水供給系が凍結して食器洗いに重宝)
2)小バケツ(排水系が凍結して食器洗いの排水受けに重宝)
3)4L程度のポリ瓶(飲料水給水用、甲類焼酎等のポリ瓶が適)
2.便利情報
1)北の道ナビ:北海道の道路情報(道路走行の一般的な情報・注意点始め、冬の北海道ならではの情報)が網羅されている。
①視界情報(北の道ナビ内):冬の北海道で最も怖いホワイトがある程度予測できる。
②峠情報(北の道ナビ内):リアルタイムの峠道の画像を掲示
2)天気関連
①日本気象協会のtenki.jp
3)冬のイベント情報
①北海道じゃらんイベント情報
②北海道観光公式サイトGoodDay北海道・イベント
4)北海道情報誌「HO」(600円)
無料入浴券と半額入浴券の付録があり、今回、4,900円分の入浴料を節約できました。
Ⅳ.運転について
1.基本
スピードを出さない、急ハンドルと急ブレーキは厳禁、充分な車間距離、早朝夜間の走行は避ける。
2.雪道・凍結道の運転
1)除雪された圧雪道・アイスバーンに新雪が被った道:比較的走りやすい。
2)凍結道
①剥き出しのアイスバーン
ゆっくり、ブレーキはあまり踏まずにシフトダウンとエンジンブレーキの多用で走る。
②ブラックアイスバーン
濡れた路面のように見えるので危険、出現時は運転しない方が無難。
安全な所まで何とか走って、運転を休止してブラックアイスバーンが消えるのを待つ。
③大きな轍が掘れている凍結道
ハンドルが取られ車が暴れて接触事故等と危険、後輪がワイドだと予測が出来ない時がある。
3.ホワイトアウトについて
1)出現時の運転
①ヘッドライトとハザードランプを点けて、速度を落として前方を注視して、車幅標識を確認しながら走行する。
②ホワイトアウトが悪化して、車幅標識が見えない時間が長くなるようであれば、追突されないような駐車スペースのある所まで走って、ホワイトアウトが終わるまで待機する。
4.運転時間
遅出早着が基本、天候も加味して路面がしっかり見える間に走行する。
Ⅴ.情報(多分にキャンピングカーの特性と関連するので、事項によっては参考程度に)
1.サブバッテリーについて
FIAAM/205A×1で、100km以上の走行で翌日まで電量は持つが(~11.8V)、50km以下だと厳しい。
バッテリー残量が少なくなって、どうしても電力が必要な時は、暖気運転とフロントガラスの氷溶かしを兼ねて近くに駐車が無いことを条件に、約30分のアイドリング充電を行った(アイドルアップ30分で0.3~0.4V、満充電の12~16%程度)。
2.FFヒーターの運転について
道内に入ってから24時間の連続運転。
当初は清水供給系と排水系の及びベッド下のラッゲージ内の野菜・食品の凍結防止を目的に25~30℃設定したが(実際の室温は15℃程度)、それでも供水系と排水系が凍結して、バッテリーの電量を消費して持たなくなったので、コーチで起きている間は25~30℃設定で、それ以外の就寝時及び運転時は10℃設定(実際の室温は5℃前後)にして過ごした。
3.供水系と排水系の凍結について
外気温が-5℃以下で排水系は凍結、-8℃以下で給水系も凍結(いずれも一部の配管がコーチ外の外気に出ている)。
結局Ⅲ.の1)の①②のような対応が必要となった。
4.給水
1)飲料水
飲料は、自宅から持ち込みと銘水汲み場(2箇所)とミネラルウォター購入。
2)洗い水
1)と同様と、貰い水。
5.洗い水の節水の工夫
朝食(自炊率90%)、昼食(自炊率30%)、夕食(自炊率90%)で、大量に積んだ端切れで使った食器をふき取り、僅かな洗剤と水で洗い、食事1回分の洗い水は0.5~0.7L。
6.ゴミ捨てに関して
1)生ごみは少量ずつビニール袋に入れて空のジェネレーターボックスに収納して纏めて廃棄(ecoステーション等)、冬場は外気温に近い場所で収納すれば腐ることも無く便利。
2)資源ゴミも纏めてスーパー等のリサイクルボックスで廃棄する。
7.凍結防止対策
1)ドアとハッチのゴム部分にスプレイ潤滑油を定期的に塗布。
2)タイヤハウスに付着する雪氷はこまめにゴムハンマー等で落とす。
3)リアのランプに付着する雪をブラシで落とす(後続車に点灯ランプを見えるようにする)。
4)下回りの跳ね上げの雪氷が大量に固まって、ハンドルが切り難くなったり、異音がするようであれば、コイン洗車場で高圧洗浄する(案外、コイン洗車が無くて苦労した)。
<風景10選>
①じゅんさい沼から駒ケ岳
②十勝平野の雪原
③凍り付きそうな納沙布岬
④稚内市の北防波堤ドーム
⑤糠平湖のタウシュベツ川橋梁
⑥然別湖
⑦中山峠から羊蹄山
⑧十勝岳への道
⑨知床の流氷原の夕陽
⑩満別の風雪の夜
札幌雪まつりと道庁のプロジェクションマッピング
⑥番外編、男山酒蔵開放
<アクティビティー3選>
①ワカサギ釣り
七飯町じゅんさい沼
網走湖
阿寒湖
②スノーシューハイク
富良野の麓郷の森
清里町の神の小池
糠平湖のタウシュベツ川橋梁
③ウトロの流氷ウォーク
①豊富温泉豊富町保養センター(豊富町)
②熊の湯(清里町ウトロ)
③糠平温泉中村屋(上士幌町)
④鹿部温泉鹿の湯(鹿部町)
⑤東北温泉(青森県東北町)
<外食10選>
①ウニイクラ丼(道の駅知床・らうす)
②カレーそば(まるかつ@滝川市)
③黄金揚げ(バーベキューパーク・ブロイラー@苫小牧市)
④鮭親子丼(道の駅ウトロ・シリエトク)
⑤宇都宮餃子(正嗣氏家店@栃木県さくら市)
⑥釧路ラーメン(まるひら@釧路市)
⑦山川牧場牛乳(谷地頭温泉@函館市)
⑧揚げかまぼこ(道の駅みついし@ひだか町)
⑨美幌豚まん(点香苑@美幌町)
⑩餃子&カレー(みよしの@札幌市)
<外飲み3選>
①馬場ホルモン(旭川市)